生成AI(ジェネレーティブAI)

生成AI(ジェネレーティブAI)とは何か？

生成AI(ジェネレーティブAI)とは、機械学習を使用して新しいデータを生成するAIの一種です。「何か新しいものを生み出すAI」と覚えておけば良いでしょう。

生成AIが作成できるものは多数ありますが、以下のようなものを生成するAIが主流となっています。

1. 文章
2. 画像
3. プログラミングコード

他にも、データ整形に特化した生成AIや、作曲に特化した生成AIもあります。

生成AIは現在AIジャンルで最も開発が活発なジャンルとも言われ、今後も様々なAIが登場すると見られます。

生成AI(ジェネレーティブAI)の仕組みを知ろう

生成AI(ジェネレーティブAI)を使いこなすためには、生成AI(ジェネレーティブAI)の仕組みの理解することが重要です。

ジェネレーティブモデルの概要と動作原理

生成AIのバックグランドにあるのが「ジェネレーティブモデル」と呼ばれるAIモデルです。

ジェネレーティブモデルは、与えられた教師データをディープラーニングなどでパターンや関係性を学習し、モデルを構築します。そして、ユーザーが入力した指令を、ジェネレーティブモデルを元にしてデータを生成します。

ジェネレーティブモデルの性能を左右するもの

ジェネレーティブモデルは、ディープニューラルネットワーク（DNN）や敵対的生成ネットワーク（GAN）などのアーキテクチャを使用して、統計的な学習アルゴリズムを使用して、データの確率分布をモデル化します。

それぞれの特徴は下記の通りです。

• DNN：多層の隠れ層を持つニューラルネットワークで、データの非線形なパターンを学習する能力がある
• GAN：生成器と識別器と呼ばれる2つのネットワークを持ち、相互に競い合うことでデータの生成する

生成AIでは、どちらのアーキテクチャを採用しているかでも挙動が変わってきます。

ただ、それ以上に重要なのが「どういったデータセットを、どれくらい大量に使用して学習しているか？」という点です。例えば、画像生成AIでも、アジア人画像に特化したモデルデータを使うか、アニメ画像に特化したモデルデータを使うかで、生成できる画像の種類が全く変わってきます。

生成AI(ジェネレーティブAI)と対話型AIの違いは？

ジェネレーティブAIと対話型AIは、どちらも人工知能の分野ですが、目的が異なります。ジェネレーティブAIは、テキスト、画像、コードなど、新しいデータを作成することを目的としています。対話型AIは、人間と会話したり、人間の指示に従ったり、人間の行動を模倣したりすることを目的としています。

ただ、最近のAIサービスは、対話型インターフェイスを持ったジェネレーティブAIや、対話型AIが生成機能を持っている場合もあります。

主な生成AI(ジェネレーティブAI)サービス

画像生成AI

DALL·E

Chat GPTで有名なOpen AI社が提供する画像生成AIサービスです。画像の説明を入力することで、人物や風景など様々な画像をAIを使って生成します。

DALL·Eは使用回数制限はありますが無料で使うことが出来るため、生成AIがどう言ったものかを体験するのに最適なサービスです。