ChatGPT & Bing Chatで使える万能フレーズまとめ

ChatGPTやBing Chatを使っているとうまく回答を引き出せないことがあります。そんな時に簡単に使える万能フレーズをまとめました。

更新日: 2023.6.9公開日: 2023.4.19

続けて/continue

ChatGPTは一回の回答で全ての内容を出力してくれないことがあります。そんな時に使えるのが「続けて/continue」。

回答が途中で途切れてしまったら、「続けて」と入力するだけで続きを出力してくれます。

ただし、「続けて」で回答する場合、文章がおかしくなったり、回答が正しく連続していない場合もあるので、うまく回答されない場合は、質問の時点で回答を分割するように指定するのがベストです。

以降日本語で回答してください

ChatGPTやBing Chatはたまに英語で回答してくることがあります。

「日本語で」と入力すると、「私は日本語を話すことが出来ます」などと不明な回答をすることもあります。

そこで、「以降日本語で回答してください」とすると以降の会話を日本語で回答してくれます。

あなたはXです

SNSでも話題になったのがなりきりを指示する「あなたはxxです」。

何かの専門家として振る舞わせることも可能ですし、男性っぽい話し方やアイドルっぽい話し方などこの指定をするだけでもかなり回答が変わってきます。

ただし、あくまで「話し方」と「回答する内容の分類」で使うだけなので、この質問をしたからと言って、ChatGPTやBing Chatの専門度が上がるわけではありません。

あくまで的確さを上げるための工夫です。

000個出して

アイデアや一覧を回答させるときに複数欲しい時に使うのが「000個出して」。

必ず指定した数で回答してくれるわけではないですし、1,000個などのChatGPT & Bing Chatの出力ができない個数になると、回答が分割されたり、回答が重複されたりします。

10〜30個くらいで指定するのが良い塩梅です。

000文字で

ChatGPTは独自の判断で適切な回答をしますが、「000文字で」と指定をすると指定した文字数で回答をしてくれます。

ただし、必ずしもぴったりな文字数にするわけではなく、指定した文字数を超えて回答するケースもあるので、あくまで目安です。

XXXの手順をステップバイステップで

何かを質問する時に、順を追って知りたい時があります。そんな時は「手順をステップバイステップで」と指定すると、箇条書きに近い形で回答をしてくれます。

一覧/テーブルにして

質問に対する回答が複数の時、リスト形式の方が視認性が高くなります。

そうした場合では「XXについて一覧にして」という形や「テーブルにして」という形にすると視認性が高くなります。

なお、テーブル形式にするとコピペでExcelなどに貼り付けも可能です。

ただし・・・

これはプロンプトエンジニアリングにつながる考えですが、ChatGPT/Bing Chatが行う回答の精度を上げるためのフレーズです。

「ただし、XXは除外して」や「ただし、以下の一覧のルールを守って」など、回答に制限を加えることで、狙った回答を得る可能性が高くなります。

・・・という状況で

対話型AIは、前後の文脈から適切な回答を生成しますが、その前提条件となる前後関係がわからない場合、的外れな回答をすることがあります。

そんな不安定な状態を解消するのが「・・・という状況で」というフレーズ。

例えば、「XXに関するトラブルが起こったという状況で、謝罪のメールを書いて」などどんな状況でどんな文章が欲しいのかを指定すると、精度がアップします。

XXXは使わないで

回答を生成するときに、使って欲しくない単語などの条件を指定する方法です。

例えば、ネットアクセスが出来るBing chatの場合「ただし、xxx.comの記事はソースとして使わないでください。」と指定すると、情報ソースを限定できます。

リセットして

GPTが回答をする際には、過去の会話の履歴を理解して生成するため、会話の前後関係が正しく読み取れないと、正しい答えに導けないことがあります。

その場合は、「リセットして」とすると、新しい文章として理解してくれます。ただし、GPTが過去の会話をどのように判断するかはわからないため、「リセットして」と命令してもリセットされないケースもあります。

GPTがどうしても過去の会話を参照してしまうのであれば、新しい会話を作成して入力をし直すのがベストです。

X回ブラッシュアップして

対話型AIは一度で適切な回答をしようとしてくれますが、必ずしもそれが最適とは限りません。通常は、入力者自身が回答を精査して、最適な方向に導く必要があるのですが、それすら対話型AI自身にやらせてしまおうという試みです。

作成した指示(プロンプト)に、「自身でX回ブラッシュアップして精度を高めてください」と入れておくと、一回の回答で複数の出力を生成し、自分自身でブラッシュアップしてくれます。

ただし、内容によっては、ブラッシュアップをしてくれないことや、内容的にそれ以上ブラッシュアップが出来ないケースもあるため、万能なプロンプトフレーズではありません。

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